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【札幌市定山渓自然の村】初心者にピッタリ!札幌近郊で初めての冬キャンプをコテージ泊で体験しよう!【コテージ写真多めで徹底解説】

【初回投稿:2021年3月】
【最終訪問:2023年1月】


2021年に初めて利用した定山渓自然の村ですが、2022年は急激にキャンプブームが過熱して、なかなか予約が取れない状況で利用することができませんでした。

サチ
サチ

2023年年初の予約を、去年頑張って奪取することができました!

久しぶりに雪の中でのキャンプに子供達も大喜び!

テント泊でないのが私的にはちょっぴり物足りないですが、子連れ初心者キャンパーだとコテージの方がやっぱり安心。

本記事では、2021年の元記事に、2023年再訪時の様子もより分かりやすいように加筆してお届けしておりますので、ぜひ最後までお付き合いくださいね!

札幌市定山渓自然の村は、「市民開放型施設」、「自然体験型生涯学習施設」を目指した野外教育施設として設置された施設で、施設の管理運営は公益財団法人さっぽろ青少年女性活動協会が行っています。

公式サイト

札幌市定山渓自然の村

公式サイト親切度 ★★★☆

公式サイトでほとんどの情報を得ることができます。ストリートビューで室内もしっかりと事前に確認できますよ!あとは予約システムを充実してもらえれば★4つです。

所在

〒061-2301 札幌市南区定山渓

札幌中心部からも1時間と近いのが、冬キャンプ初心者には嬉しいです。一方で、札幌以外の都市からのアクセスは高速道路から離れていることもあり少し不便かも知れません。

利用期間と時間

利用期間

通年

利用時間

宿泊 13:00~翌12:00(チェックアウト手続きは11:30まで)
日帰り 9:00~17:00

料金体系

札幌市定山渓自然の村を利用する上で嬉しいポイントのひとつは、なんと言ってもその利用料の安さです。コテージがこの値段で利用できるのはとても魅力です!

コテージ

宿泊 4,700円
日帰り 1,600円

テントハウス

宿泊 3,900円
日帰り 1,300円

テントサイト(普通)

宿泊 500円
日帰り 170円

テントサイト(連結・ウッドデッキ)

宿泊 1,000円
日帰り 340円

テントサイト(特別)

宿泊 1,000円
日帰り 340円

予約方法

予約は電話、または一部サイトはWEB予約が可能です。

電話受付

011-598-3100

  • 利用希望日の2ヵ月前の同じ日(予約受付開始日)から受付開始。
  • 受付時間は平日9:00~17:00のみ
  • 予約受付開始日が土曜日・日曜日・祝日の場合、翌平日から受付を開始。

WEB受付

WEB受付はホームページ上から手続きをします。

まずは、ホームページ下部の「予約状況を確認」をクリック。

次に、左上の「WEB予約はこちら」をクリックすると、WEB予約ができます。

information

現在WEB予約ではコテージ、テントハウス、テントサイト(特別)の受付はできませんのでご注意ください。

また、利用をするためには会員登録も必要となります!

キャンセルポリシー

キャンセルは、利用日を含まない6日前の17:00までに要連絡。それ以降のキャンセルは利用料の100%のキャンセル料が必要。

札幌市定山渓自然の村の利用の難しいところは、厳しいキャンセルポリシーもそのひとつです。

札幌市定山渓自然の村 設備とルール

札幌市定山渓自然の村は、夏季と冬季で利用方法や場内の設備にも違いがあります。ここでは私が利用した冬季の利用で、なおかつコロナ禍での特別なルールもあることをご了承ください。

全体図

冬は〇〇の広場という広場は全て雪の中になってしまうので、全体図をみてもピンときません。

場内には水路がありますが、冬は雪に覆われて判別が難しくなっています。ポールやロープで区切られてはいますが、小さなお子さんは注意が必要です。

入口

国道230号線から豊平峡ダム方面に向かい道なりに進み(冬場は定山渓ファームの看板方面が直進かと錯誤する可能性があるので注意!左側に進みます)、最終的にダム側に左折せずにまっすぐそのまま直進すると、定山渓自然の村の駐車場が左側にあります。

夏季はここからリヤカー移動となる

駐車場の建物にはインターホンがあり、そこから管理センターに連絡し、名前を申告してから先に進みます。

インターホンもしっかり防寒対策されている

駐車場から少し進むと、入口があります。

入口のチェーンは出入りの際に各自で脱着する。

駐車場のインターホンに気が付かずここまで来た場合は、携帯電話で連絡すれば同様の対応をしてくれます。

管理センター

細い道を道なりに上っていくと、管理センターが見えます。

モダンで綺麗な建物

まずは駐車場に車を停めますが、私は2度の訪問がどちらも15時くらいで、その時間帯にはすでに駐車場は満車に近い状態でした。

満車に近い駐車場

駐車場の画像は、全体図の①にあたりますが、各サイトには②の方が近く、②側から駐車場は埋まっていきます。距離的にそんなに差はありませんが、雪が降る中では少しでも近い方に停めたいので、早めに到着することをお勧めします。

受付

コロナ禍の中での運営に苦労を感じさせる受付で、受付用紙に必要事項を記入してチェックインします。

清算の前にレンタル品や購入品の確認もされ、同時にお会計をしてくれました。

ビニールで仕切られた受付

売店

売店という売店はありませんが、定山渓自然の村では薪の持ち込みが禁止されているので、薪は種類豊富に販売されています。

その他、購入品やレンタル品については、ホームページにて詳しく掲載していますので、事前にしっかりチェックしていきましょう!

豊富なレンタル品
夏には嬉しい蚊取りケースも
information

新型コロナウイルス対策で貸し出しを休止しているものもありますので、詳しくは公式ホームページをご覧いただくか、直接施設までお問い合わせください。

トイレ

管理センターのトイレを利用することはあまりないかもしれませんが、綺麗なトイレもあります。

センター最奥にあるトイレ
女子用は洋式と和式ひとつづつ

そり

札幌市定山渓自然の村の冬の名物(?)といえば、大きなそりでの荷物の運搬!

管理センター横に用意されているそり

コテージは場内でも駐車場から一番遠いエリアにあるので、そりからの荷崩れ防止用にシートやバンドを用意していきましょう!

子供も喜んでお手伝いしてくれます!

自動販売機

受付と反対側、ふれあいハウスへぐるりと回ったところに自動販売機が設置されてます。

各種電子マネーも使えましたよ!

ふれあいハウス

ふれあいハウスは、トイレやシャワー室、調理室などがあり、24時間開放されています。なお、2023年1月現在は、ふれあいルームは緊急避難用のみの利用となり、シャワー室は閉鎖されていました。

トイレ

女子トイレは和式中心でしたが、洋式トイレは機能付き便座で快適そうでした。洗面所もとても綺麗でしたよ!

お湯が出るのが嬉しい洗面
洋式トイレはウォシュレット完備

バリアフリー用のトイレにはおむつ替え台もあり、お子さん連れでも利用しやすいですね!

調理室

ふれあいハウスには調理室があり、冬でも快適に利用できます。土足禁止の室内は衛生的でピッカピカでしたよ!ちなみに電子レンジの設置はありません。

コロナウイルス対策が徹底しています

自動販売機

アイスクリームと、焼き肉のたれやドレッシングなどが販売されている自動販売機がありました。

最後に買おう買おうと思って、結局買い忘れてきたのが無念です…

ご飯や乾麺の販売もあります

キンドリングクラッカー

ふれあいハウスの管理センター側に、薪割りのためのキンドリングクラッカーが設置されていました。太めの薪を購入して、子供と薪割り体験をするのも楽しいかもしれませんね!

利用時間を守って安全に利用しましょう!

こちらでは、雑木薪も販売していますが、2023年1月に訪れた際はすでに年度内の販売は終了していました。

野外炊事棟

夏はテントハウスやテントサイトの炊事場となる野外炊事棟ですが、冬季は水道凍結防止のため使用できなくなっています。

除雪はされているので何かに使用するのかも?

トイレ棟

テントハウスや一部テントサイトから近いトイレ棟も立派です。

こちらもとても綺麗に保たれていて、お湯も使えて快適に利用できます。

撮影の際は気付きませんでしたが、この便座は機能付きでないので、トイレ棟の他の便座もそうだったかもしれません。こちらも和式と洋式がありました。

バリアフリートイレもしっかり設置されていました。

今回、初めて長男に調査依頼して男子トイレを偵察させたのですが、男子トイレは個室は洋式がひとつだったそうです。情報の真偽に確信が持てませんが、参考にしていただければ…

コテージ

コテージは、敷地の一番奥に位置していて、真ん中にバーベキュースペースをはさんで1棟にふた部屋が向かい合っています。

2021年利用のエゾフクロウ

2023年1月現在、コロナウイルス対策で別グループが同じ棟に入ることができなくなっています。

が、正直向かいに別グループが入ったらと考えると、私は利用したくないな、と思いました…確実にファミリーが入るならまだいいですが、若者グループとかと鉢合わせるとお互いに利用し辛いんでは?と感じます。

逆に、あらかじめ1棟貸切状態でグループ利用するのが使い方として正解かも?

このデッキをはさんで左手にも同じように入口がある

掃除用具やスコップも各部屋に設置されています。このスコップは、雪かきはもちろん、子供たちの雪遊びにも活躍してくれて重宝します。

靴箱は玄関すぐわきにある

出入口に靴箱がありますが、冬季はちょっとした出入り用にスリッパがあると便利です。今回、長靴でデッキにいちいち出るのが面倒でした。

コテージ内は、あらかじめ暖房を入れてくれているので、到着時にはぽかぽかしているのが嬉しいです。

テーブルも備え付けてある

床がやはり冷えるのと固いので、床に敷くマットや、室内用の椅子などがあった方が過ごしやすくなります。私も2023年利用時にはキャンプで使っているラグを持参しましたが、格段に居住性が上がりました!

ハンガーも完備
しっかりした冷蔵庫も

冷蔵庫もありますが、ビールは確実にデッキに出しておいた方が冷えます。冷蔵庫は「そんなに冷やしたくないもの」を入れる場所と考えた方が良いかも…

コテージ利用で一番のメリット、トイレ。

便座は冷たいので要注意!

トイレの中も暖かく、安心して利用できます!ただし、2023年に利用した際はトイレが少し寒かったので(横についている暖房の温度を調整しても)、コテージ毎に多少の差はあるのかも知れません。

ちなみにコンセントは通電していなかった

水道もあるので洗面にも便利ですが、水が非常に冷たいのでコンロや別途デッキ用に灯油ストーブを持参して、お湯を手に入れる方法を考えた方が良いでしょう。

トイレ棟までいけばお湯が出ますが、やはり少々離れているので不便だと感じたので、私はカセットコンロでお湯を沸かして利用していました!

コテージは2段になってる寝室スペースと、ロフトがあります。

マットなどの備え付けは一切ありませんので、寝具はすべて揃えていきましょう。

二段ベットにはそれぞれ電灯が付いている

画像手前の大きめな梯子を上った先にロフトがあります。

広いスペースには一人用マットが5枚ほど敷ける

ロフトはかなりしっかりとした柵があるので、幼児以上のお子さんなら落下の心配もなさそうですが、梯子が結構急なので大人でも(特にお酒が入ると)注意しましょう!

梯子部部以外にはしっかりとした柵がある

注意点としては、ストーブをそのままの設定温度にして就寝すると、ロフトは暑くて暑くて眠れません!夜中に急な階段を下りて設定温度を下げるのも面倒なので、調整してから寝るようにしましょう。

コテージもいろいろなタイプがありました。

入口が階段になっているものも
バリアフリーのコテージ

場所によっても焚き火はどこでするか?子供達はどこで雪遊びするか?なども違い、何回訪れても新鮮に利用できますね!

また、今回2023年利用時はカメムシが室内に結構出ました。前回は気にならなかったので、年にもよるかも知れませんが、虫嫌いの私には辛かったです。

テントハウス

テントハウスは、駐車場からは近くて荷物の運搬は比較的楽ですが、トイレが付いていないのが我が家にはネックで二の足を踏んでいます。

「てんびん」は「おとめ」のようにトイレのすぐ隣でもなく、それ以外のハウスのように密集もしておらず、広いスペースもあり良さそうでした!

映え確実のテントハウス「てんびん」

場所によってはタープを設置できるスペースがあったり、隣と近くて周りは通路しかないところもあったりと、当たり外れがあるような気がしますが、予約の際に指定できるのかな?

テントサイト

初心者キャンパー憧れの、正真正銘の冬キャンパーが集うテントサイト。

冬限定のサイトの様子を少しだけお届けします!

3.4(特別)サイト

特別テントサイトのキャビンは火気厳禁で暖房なしなので、冬の使い勝手はどんな感じなのだろうか?

5サイト

単独サイトだし、裏側が林なのでソロで使いやすそうでした。

17.18サイト

2122サイトと23.24サイトの間を抜けていくので、運搬が少し大変かもしれません。

奥側はコテージに向かって開けています。

23.24サイト

21.22サイトと23.24サイトはかなり近く感じました。ここはコテージへの行き来が結構あるので少し落ち着かないかも。トイレには近いです。

その他ルール

電化製品(炊飯器やホットプレート等コンセントを使用するもの及びラジオ、ラジカセ等スピーカーがついているもの)や楽器類、発電機の持込み、使用は禁止。

ペット同伴不可。花火禁止。室内での火気の使用、喫煙は厳禁。ゴミは全て持ち帰り。

その他、かなり詳しく公式ホームページに記載があるので、確認の上ご利用ください。

札幌市定山渓自然の村 周辺情報

札幌市定山渓自然の村は札幌市内に所在しているとはいえ、かなり山の中にありますので、一度入村した後に買い物に出るのは億劫ですし、定山渓温泉街のコンビニくらいまでが買い物の範囲だと思いますので、しっかりと準備をしてから出かけましょう。

豊平峡温泉

キャンプ場から最寄りの、源泉かけ流しの温泉です。

公式サイトより

カレーが有名ですが、そばやジンギスカンもありますよ。1月下旬ごろからは、かまくらの中でのジンギスカンも体験できるので、ぜひお試しください。

ちなみに、豊平峡温泉では夏季はキャンプ場も開設していて、滞在期間中は温泉入り放題です!

利用料金

大人1,000円
3歳~小学生500円
0歳~2歳無料

利用時間

年中無休 10:00~22:30 (最終受付21:45)

所在

〒061-2301 札幌市南区定山渓608-2

まとめ

いかがでしたか?

札幌市定山渓自然の村は、冬キャンプが初めての初心者キャンパーさんでも気軽に冬キャンプ体験ができる設備の整ったキャンプ場で、札幌市内にあるという立地の良さも魅力的な施設です。

「冬季利用」「コテージ泊」という観点からいけば、

  • 冬でも気軽に訪れることのできる立地
  • 本格的な冬キャンプでなくてもコテージやテントハウスがあるので気軽に楽しめる
  • 管理が行き届いており、共用設備はどれも綺麗に保たれている
  • かまくらを作れるくらい雪があるので、子供達は大喜び
  • レンタル品が豊富
  • 日帰り温泉まで近い

などのメリットがあり、我が家のような子連れで冬キャンプに行きたい母子キャンパーや、初心者キャンパーの皆さんにおすすめします!

デメリットを上げると、

  • コテージにカメムシが出る
  • コテージに電源がない
  • コテージはお湯が出ない
  • WEB予約が一部サイトのみ限定
  • ゴミは全て持ち帰り
  • キャンセル料が6日前から100%かかる
  • ゲートが21:00~6:00まで閉まり出入り不可

という感じで、正直そんなに気になるものはありません。しいて言うならWEB予約の充実を願います!

サチ
サチ

何と言っても「何かあったらすぐに帰れる」という距離感が、私には嬉しいです!

「冬キャンプはしてみたいけど不安」「テント泊はストーブがないから無理!」といった方も、定山渓自然の村なら大丈夫です!

ぜひ訪れてみて、お子さんと一緒に目いっぱい雪遊びを満喫してみてくださいね。ただ本当に寒いので、防寒対策はしっかりとして行きましょう!


本記事は、私が訪れた時点での当該施設の情報を私見を交えて執筆したものです。情報が古かったり、あるいは勘違い等により現在の情報とは相違がある場合もございますので、最新の情報を必ず公式サイトあるいはお電話で確認の上利用してくださいますようお願いいたします。

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