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【道立宗谷ふれあい公園オートキャンプ場】最北の高規格キャンプ場は居心地最高!子連れに嬉しい遊具が盛りだくさんの場内を大解説!

【初回投稿:2021年8月】
【最終訪問:2021年8月】


2021年8月、稚内市にある北海道立宗谷ふれあい公園にあるオートキャンプ場を訪れました!

キャンプをはじめてから「行ってみたいキャンプ場リスト」を持っていますが、こちらもそのうちのひとつ。

サチ
サチ

道北旅行の拠点にぴったりの、居心地の良い高規格のオートキャンプ場でしたよ!

道立公園にあるキャンプ場はこれまでいくつか宿泊したことがありますが、どこも外れなしだったので、とても楽しみにしていましたが、予想通り子連れに嬉しい最高のキャンプ場でした!

この記事では、私が実際に宿泊したキャンプ場内の様子を詳しく解説していきますので、ぜひ最後までお付き合い下さい。

道立宗谷ふれあい公園オートキャンプ場は、稚内市にある北海道立宗谷ふれあい公園内にあるオートキャンプ場です。

公式サイト

道立宗谷ふれあい公園オートキャンプ場

公式サイト親切度 ★★★☆

公式サイトにて大体の情報は掴めます。予約状況も公開されているのでとても便利です。ちなみに、満場と表示されていても電話をすると空きがある場合もありますよ!

所在

〒098-6642 北海道稚内市声問5丁目40-1

札幌からは道央道から深川JCT経由で深川留萌道、オロロンラインを経て5時間ほど、約330㎞の道のりです。

大型連休などの余裕がある休みでないと、子連れでは少し疲れてしまう距離となっています…。

利用時期と時間

利用時期

4月下旬~9月末

利用時間

チェックイン 13:00~19:00(ロッジは15:00〜)
チェックアウト 8:00~11:00

料金体系

料金は、利用人数分の入場料と、サイト使用料を合計したものとなります。

料金区分のカレンダーは、公式サイトにてご確認ください。公式サイトには「料金計算フォーム」もあり、日程や利用サイト、人数などを入力すると自動で利用料の合計を計算してくれますよ!

夏休み期間中の繁忙期は、大人ひとりに付き1日1,000円の入場料が取られるので割高に感じますが、道立ということでなんと65歳以上はそれが無料になります!長期滞在者が多い理由は、その辺にありそうですね。

予約方法

予約は現在ネットでは行っておらず、利用月の3ヶ月前から電話にて受け付け。

受付時間は年末年始を除く9:00~17:00となっています。

電話

0162-27-2177

道立宗谷ふれあい公園キャンプ場 設備とルール

こちらでは道立宗谷ふれあい公園オートキャンプ場の設備やサイト状況、併せてそれぞれのルールなどの情報を紹介します。

全体図

キャンプ場からチェックイン時にもらう場内図。(今回私が利用したのはF-2)

相対するグーグルマップ。

こうしてみると、良くできた場内図ですが、グーグルマップ上で点線になっている部分は車両は通行できませんのでご注意を。

ビジターセンター

道立宗谷ふれあい公園のビジターセンターが、オートキャンプ場の受付になっています。

ビジターセンターの正面入口

ビジターセンターへ行くには、

公園に入ると、ロータリーになっているので、そこを道なりに(時計回り)に進み、

「オートキャンプ場入り口」の看板があるのでそちらにさらに進み、

この看板を右手に折れると駐車場になっているので、そこに車を停めてビジターセンターに入ります。

受付

受付では個人情報を記入して提出します。

事前にキャンプ場より自宅に届く予約書には持参するようにと書かれていますが、特に提出を要求はされません。

また、繁忙期の場合だけなのか不明ですが、フリーサイトの場所もすでに割り当てられていました。希望の場所がある場合は前もって伝えておいた方が良いかも知れません。

会計は、連泊の場合日々精算も選択できます。一度精算してしまうと返金はしてくれないそうですので、ご注意下さい。

可愛らしいゲートカード

会計を済ますと、オートキャンプ場へのゲートを開くカードがもらえます。こちらはチェックアウト時返却なので、忘れないようにしましょう。

売店

売店というか、受付前で炭や薪、消耗品が売られています。

本当に些細なものの販売のみなので、売店のことはあてにせず事前に準備をしっかりしていきましょう。

トイレ

実際にキャンプサイトに入ってしまえば、ビジターセンターのトイレを使用する機会はないと思いますが、綺麗なトイレがあります。

ただ、洋式はひとつしかありません。

自動販売機コーナー

充実した自販機コーナーがあります。ガチャポンもありましたよ!

屋内遊戯室

宗谷ふれあい公園で一番楽しみにしていた屋内遊戯室。

広々とした空間にダイナミックな遊具が設置されていて、ずっと遊んでいられます。夏季の営業はなんと21時まで!キャンパーのお子さんにはとても嬉しい施設ですね!

バーベキューコーナー

キャンプ場利用者は使うタイミングはないと思いますが、素晴らしく綺麗なバーベキューコーナーがあります。

フリーサイト

宗谷ふれあい公園オートキャンプ場のフリーサイトは、フリーといっても駐車場とサイトが紐づいていて、場所がしっかりと固定されています。

手前がF-2、奥がF-4。ここはトイレ横の電灯がずっと消えなくて困りました。

手前がF3、F5。奥がF-4、F-6。奇数だとだいたいはほぼオートサイト感覚で利用できますね。

キャンパーズハウス側。F21、F22。奥はF20。

フリーサイトは、サークル状のサイトになっていて、隣のサークルとびちっとつながっているので「10m×10m」とのことですが、円形なのであまり余裕がありません。

道の一番奥には旋回場があります。

今回私はお盆の繁忙期に利用しましたが、なかなかの蜜状態になりました。

ここはロケーションがイマイチで、サイトからは隣のテントか工場か草かしか見えませんが、プライベートサイト側のサイトに陣取ることができれば、目の前は空きスペースとなっている芝生広場ですし、ロッジ奥の丘陵を眺めることができるのでまずまずのロケーションとなるのではないでしょうか。

利用者が多く写真はありませんが、選べるとしたらF-14、F-16あたりがおすすめです!

プライベートサイト

独特の形をしていますが、こちらは十分な広さがあります。

車両はサイトを覆うように横づけに駐車します。フリーサイトと同じように、一番奥には旋回場もありました。

旋回場奥に見えるのはフリーサイト

個別に水道設備があり、電源もあります。

同じようなスタイルのプライベートサイトが3本並んでいて、そのうち入り口から向かうと一番奥側のみ、ペット可となっています。

こちらもロケーションは微妙、としか言いようがありません。

キャンピングカーサイト

ここはかなり独特なサイトで、サイトスペースはかなり広大です。

車両も、サイト前の道路が全て占有となるので、何台も停めることができるスペースがあり、もちろん個別に水道設備電源設備有。

公式サイトには「植栽で囲まれたプライベート空間」とありますが、正直「背の高い雑草に囲まれたなんとも不思議な空間」です。

ただ、ロケーションはともかくプライベート色が強いのは確かです!

ロッジ棟

宗谷ふれあい公園オートキャンプ場には充実した設備で大人気のロッジもあります!

人気の日程はすぐに予約でいっぱいになってしまうので、早めに予定を決めて予約しておきましょう。

トイレ

トイレは場内に点在していますが、どれもとてもきれいに清掃されていて、夜間でも虫が少なく、気持ちよく利用でします。

ただし、洋式トイレはひとつしかありませんので、朝ゆっくりと利用する、というのは難しいかもしれません。

炊事棟

フリーサイトには炊事棟がふたつあります。

清掃後すぐは綺麗ですが、長期滞在者なのか、焚き火台を洗ったり登山靴を洗ったりとかなり自由に使っている人が散見され、正直気持ちが良くありませんでした。

清掃のスタッフさんに聞いても「そうなんですよね~」といった反応だったので、そこは利用者にお任せのスタイルなのかもしれません。

炭捨て場

フリーサイト、プライベートサイトにひとつづつあります。

炊事場の隅にもありました。フリーサイトに偏ってますね。

ごみステーション

ロッジ側とフリーテントサイト側、ふたつあります。

しっかり分類すれば、ほぼすべてのゴミを受け入れてくれるのが嬉しいです!

ただ、空き缶やペットボトルが捨てられているかごの中には蜂が常にいて、子供だけでゴミ捨てをさせると少し危険かもしれません。

私は今回ごみステーションのそばのサイトだったので、その影響か蜂の襲来には結構悩まされました。トイレなどにもスズメバチ注意の張り紙がされていたので、住み着いているのだと思います。

キャンパーズハウス

宗谷ふれあい公園オートキャンプ場の醍醐味は、なんといってもキャンパーズハウスの存在ではないでしょうか?

利用時間は5:00~24:00。

利用時間以外でも手動で開扉できますので、ご自分で電気を付けて24時間利用できます。警備の方も逐次巡回してくださるので安心して利用できました。

なんと中にはテレビまであり、その前にはテーブルや椅子が設置されており、コロナ以前はきっとキャンパーさんがたくさん集まっていたのではないでしょうか?

ここでは電源が解放されており、フリーサイトのキャンパーさんにはありがたいですね!この辺りも長期滞在されている方が多い所以でしょうか?

電子レンジ・ポット

電子レンジとポットが常設されており、自由に使用することができます。私も今回、ご飯をチンさせてもらいました!

ごみステーション

プライベートサイトからはここが一番近いごみステーションになります。

トイレ

キャンパーズハウスには、通常のトイレの他、多目的トイレが設置されています。

残念ながら、通常のトイレはこちらも洋式ひとつのみ。

シャワー

キャンパーズハウスのシャワーは無料で使用できます!そばに温泉施設がないので、これはとても嬉しいサービスですね!

ボディーシャンプーやリンスインシャンプーもあり、トイレと共同の洗面台にはドライヤーもありましたよ!

コインロッカー

コインランドリー

なんと、自由に使える洗剤まで置いてありました!

谷間の冒険広場

宗谷ふれあい公園オートキャンプ場には、子供に嬉しい施設がたくさんありますが、遊具広場もその一つです!

利用時間は9:00~17:00となっていますが、8:30頃に通った時にはすでに解放されていました。

広場には遊具が点在しており、地元の子供達もひっきりなしに訪れている印象でした。

綺麗なトイレもありましたよ!

ただし、私が訪れた時は、コロナ対策か老朽化によるものか判断がつきませんでしたが、ふわふわドームなどいくつかの遊具には規制があり遊ぶことができませんでした。

展望ゾーン

展望ゾーンには、公園の駐車場手前から道路が続いていて車で行くことができますが、冒険広場からも歩いていくことができます。

赤やじるしのコースで登り、黄色やじるしから下ったんですが、黄色やじるしのコースはあまり整備されておらず危険な個所もありました。

展望台からはぐるりと大沼、利尻富士、稚内空港と見渡せて、雲がなければ絶景ではないでしょうか?

音が反響する風の広場も、子供達は面白がって大声を出していました!

その他ルール

カラオケ及び発電機の使用は禁止。

焚き火は直火禁止、焚き火台の使用は可。

打ち上げ花火・音の出る花火は禁止、手持ち花火可。(バケツの貸し出しあり)

ペットは専用サイトのみで可。

道立宗谷ふれあい公園キャンプ場 周辺情報

北海道はもとより、日本のまさに「最果て」にあるキャンプ場です。

ただし、最果てとはいってもそこは稚内市内に所在していますので、買い物に困ることは全くありません。車で15分も行けば稚内市街に出ますので、スーパーからコンビニ、レストランにマクドナルド、しまむらにツルハにホーマック!なんでも気軽にそろえることができますよ。

実際私は、札幌からは何も持たずに出発して、すべて稚内市内で仕入れました!

西條 稚内店

西條は、道北でキャンプをすると必ずと言っていいほど目にする、名寄に本店を置く日本最北のショッピングセンターです。イオン的感覚で、ひとつの建物で何度もそろうのが嬉しいですね。

営業時間 9:30~20:00

公式サイト

魚常明田鮮魚店

地元に根付いた鮮魚店。インターネット販売やお歳暮お中元も受け付けている有名店です。「地元価格」が売りなので、キャンプ飯用にいかがでしょうか?

店舗の入る副港市場には、直営の食堂もあるので、チャンスがあればスーパー海鮮丼を試してみてくださいね!

公式ホームページより引用

営業時間 8:00〜18:00 (冬季 9:00〜17:00)

公式サイト

稚内温泉 童夢

キャンプ場から車で30分ほど、宗谷サンセットロード沿いにある日本最北の温泉施設です。

晴れた日には利尻富士を一望しながら入浴ができる…らしいですが、女湯から窓にセロファンが貼られており全く!何も!見えません。

かろうじて露天風呂で立って目隠しの上を覗けば、たしかに「利尻富士が一望」できます。

営業時間 9:45~22:00(受付終了 21:30)

入浴料
大人600円
小中学生300円
乳幼児100円
高齢者(65歳以上)稚内市民:100円 その他:490円
障がい者稚内市民:100円 その他:490円

※高齢者については、住所・年齢を証明するものをご提示ください。
※障がい者については、障害者手帳をご提示ください。
※大人・高齢者・障がい者の料金には入湯税50円を含んでおります。

まとめ

いかがでしたか?

今回は稚内にある道立宗谷ふれあい公園オートキャンプ場について解説しました!

全体を通してのポイントとしては、

  • せっかく良い立地なのにロケーションが微妙過ぎる
  • せっかく良い立地なのにサイトが狭く感じる
  • トイレに洋式が少ない(どのトイレもひとつのみ)

というマイナス面と、

  • 子供に嬉しい屋外と屋内の遊具
  • テレビまであってゆったり過ごせるキャンパーズハウス
  • 無料のシャワー
  • ゴミの受け入れが寛容
  • 道北観光の拠点にぴったり

というプラス面があって、私は道北にまた来ることがあれば利用する価値はありだと思いました。

あとは子連れファミリーで繁忙期にプライベートサイトを利用するとなると、1泊5,500円の利用料をどう見るか、ですが、個人的には昨今のキャンプ場界隈の値段を見ると、サービスと合わせて考えれば妥当だと思います。


その他所感としては、全体を通して風が強いです。焚き火をするのにも難儀するほどです。星空がとても綺麗です。場内の明かりが22時に消灯すると、星に手が届きそうに感じます。虫は少なめですが、蜂に困らされました。そして稚内は8月中旬でも夜は寒いです!

結論。

道立宗谷ふれあい公園オートキャンプ場は、ファミリー利用にぴったりの、子供が喜ぶ施設がたくさんあって、くつろげるキャンパーズハウスもある初心者には嬉しい素晴らしいキャンプ場です!ただしロケーションに期待するな!!

サチ
サチ

これであとはもっと札幌に近ければ良いんですけどね。キャンピングカー利用の高齢者に人気だというのもうなずけます!

そう、時間的には札幌からだと道北に行くのも道東に行くのもそんなに差はないのに、なぜか道北は行く機会があまりないんですよね…。

今回は私は久しぶりの道北、夫と子供は初めての道北ということで満喫してきましたよ!ぜひ本記事と合わせて我が家の2021年夏休み旅の様子もご覧ください!

【道北周遊】【2021夏休み】美しい利尻富士に感動!稚内観光と豊富温泉でオイル風呂も楽しんだ2泊3日旅

本記事は、私が訪れた時点での当該施設の情報を私見を交えて執筆したものです。情報が古かったり、あるいは勘違い等により現在の情報とは相違がある場合もございますので、最新の情報を必ず公式サイトあるいはお電話で確認の上利用してくださいますようお願いいたします。

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